search

ヤマスル

ヤマスル

​【まつさか香肌イレブン】三重の秘境・香肌峡を望む「11の名峰」完全ガイド

山の情報 | 2026/3/16 | 2026/3/19 | 6


三重県松阪市の最奥、櫛田川(くしだがわ)の源流が削り出した神秘の渓谷・香肌峡(かはだきょう)。この「三重の秘境」をぐるりと囲む、個性際立つ11の頂が「まつさか香肌イレブン」です。
​鈴鹿の鋭い岩場とも、アルプスの華やかな高嶺とも違う、どこか懐かしくも険しい「台高(だいこう)山脈」の懐。初心者から健脚者までを魅了する、11の物語を巡る旅へ出かけましょう。

​1. まつさか香肌イレブンとは?

松阪市飯高町・飯南町の「地域の宝」として選定された11の名峰たちです。

​■「深山」の息吹を味わう:どの山頂からも、紀伊半島の屋根・大台ヶ原や台高山脈の重厚な山並み、遠く伊勢湾までを見渡す「静寂のパノラマ」が待っています。
■ 踏破の証を手に入れる:各山頂に設置されたQRコードを読み取るデジタルスタンプラリーが実施されており、全山制覇すると「踏破認定証」と「特製缶バッジ」が贈られます。

2. 全11座・徹底ガイド:それぞれの頂に、最高の感動を

高見山(1,248m)
――天を突く、関西のマッターホルン

■ 難易度:★★★☆☆(中級)
■ 標準タイム:約3時間30分(往復)
■ 主な登山口:たかみえの郷、高見登山口(バス停)
■ 魅力:鋭い錐形の山容は圧巻。冬、山頂の「高見神社」が真っ白な霧氷に包まれる姿は、一度見たら忘れられない神々しさです。

三峰山(1,235m)
――白銀の笹原、天空のプロムナード

■ 難易度:★★☆☆☆(初級〜中級)
■ 標準タイム:約4時間(往復)
■ 主な登山口:みつえ青少年旅行村
■ 魅力:山頂直下の広大な雪原「八丁平」がハイライト。冬はスノーハイク、春は真っ白なシロヤシオのトンネルが登山者を迎えます。

局ヶ岳(1,029m)
――誇り高き、伊勢の槍ヶ岳

■ 難易度:★★★☆☆(中級)
■ 標準タイム:約3時間(往復)
■ 主な登山口:局ヶ岳神社
■ 魅力:香肌峡のシンボル的なピラミッド峰。高度を上げるごとに広がる伊勢湾の輝きと、山頂からの360度パノラマは唯一無二の爽快感です。

迷岳(1,309m)
――踏み入る者を試す、台高の深淵

■ 難易度:★★★★★(上級・健脚向け)

[strong]■ 標準タイム: 約6〜7時間(往復)
​■ 主な登山口:飯高町蓮(はちす)エリア
​■ 魅力:その名の通り、複雑な地形が「山屋」の心をくすぐります。手つかずの原生林と、春に咲き誇るシャクナゲの群生は、本物の秘境の証です。

白猪山(819m)
――万葉の風吹く、歴史の語り部

■ 難易度:★☆☆☆☆(初級)
■ 標準タイム:約2時間(往復)
■ 主な登山口:夏明(なつあけ)登山口
■ 魅力:一合目ごとに立つ石柱が導いてくれる安心の里山。古の通信拠点「のろし台跡」があり、ファミリーでも歴史を感じながら歩けます。

烏岳(545m)
――タイパ最強。大蛇行を見下ろす特等席

■ 難易度:★☆☆☆☆(入門)
■ 標準タイム:約30分(往復)
■ 主な登山口:烏岳山頂付近駐車場
​■ 魅力:わずかな歩行で、櫛田川のダイナミックな蛇行を見下ろす絶景スポットへ。ハシゴ登山の締めくくりに夕刻を狙うのもおすすめです。

​修験業山(1,094m)
――苔むす岩場、修験者の足跡

■ 難易度:★★★☆☆(中級)
​■ 標準タイム 約4時間30分(⑧含む縦走)
■ 主な登山口:蓮ダム周辺
■ 魅力:かつての修行の場。険しい岩場の稜線と、驚くほど穏やかなブナの森。動と静のコントラストが、歩く者の背筋を伸ばしてくれます。

栗ノ木岳(1,066m)
――自分と向き合う、静寂の極み

​■ 難易度:★★★☆☆(中級)
■ 標準タイム:修験業山との縦走が一般的
​■ 主な登山口:修験業山より縦走
■ 魅力:派手な演出はないものの、深い森の息遣いをダイレクトに感じられます。静かに山と一体になりたい時に訪れたい、通好みの頂です。

木梶山(1,230m)
――彩り豊かな、四季のパレット

■ 難易度:★★★☆☆(中級)
■ 標準タイム:約4時間(往復)
■ 主な登山口:木梶林道終点
■ 魅力:台高主稜線を真正面に捉える贅沢な展望。付近の「木梶三滝」の冷涼な空気と共に、秋の燃えるような紅葉を楽しむのが最高です。

明神岳(1,432m)
――イレブン最高峰、天空の箱庭

■ 難易度:★★★★☆(上級)
■ 標準タイム:約7時間(往復)
■ 主な登山口:大又(奈良側)または蓮(三重側)
■ 魅力:山頂付近の「明神平」は、枯れ木と笹原が織りなす異世界。日本離れしたスケール感で、四季を問わず多くのファンを惹きつける「雲上の楽園」です。

観音岳(606m)
――旅を締めくくる、感謝の里山

■ 難易度:★☆☆☆☆(初級)
■ 標準タイム:約2時間(往復)
■ 主な登山口:道の駅 飯高駅
■ 魅力:登山道が非常に明快。山頂からは歩いてきた香肌イレブンの山々を見渡せます。旅のフィナーレに、自分の軌跡を振り返るのに最適な場所です。

3. 香肌エリア攻略のポイント

■ ベースキャンプ:道の駅 飯高駅
ここは単なる休憩所ではなく、天然温泉「いいたかの湯」を備えた登山の聖地。下山後の露天風呂で櫛田川のせせらぎを聞けば、疲れは最高の思い出に変わります。
■ ヒルの対策(4月〜10月):
香肌の深い森はヤマビルの生息地でもあります。この時期は忌避剤を忘れずに、万全の装備で挑みましょう。

​最後に:香肌の深い森が、あなたを呼んでいる

​「まつさか香肌イレブン」を巡ることは、三重の奥深い自然と対話すること。有名な山だけでは味わえない、山と一対一で向き合う時間がここにはあります。
​あなたの「ヤマスル」の活動記録に、新しく輝く11のページを書き加えませんか?

同じカテゴリーの人気の投稿

他のカテゴリーの人気の投稿

よく登られている人気の山

新着の記事